キスシーンの思い出
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
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のエントリー
「このキスシーンがスゴイ!」
に影響受けまして、さて、今まで読んだ本の中でなんかあったかな、と本棚と頭の中をほじくりかえしてみました。
「古都」 川端 康成
世界のフェチじじいですから、まともなキスなんてありません。
口と口とつけるシーンがあっただけでも驚きかも。
主人公千重子の父親がお茶屋で、以前ほかの客にむりやりキスされて相手の舌をかんだ芸者に、たわむれにキスをしかけるシーン。
「今でも、かむか。」
「よう、おぼえといやすな。かましまへんさかい、出しとおみやす。」
「こわいわ。」
「ほんまに、かましまへん。」
太吉郎は出してみた。あたたかくて、やわらかいなかにすわれた。
太吉郎は女の背を、軽くたたいて、
「あんた、堕落したな。」
「これ、堕落どすか。」
ひらがなと京都ことばのやわらかさの後に、堕落という漢熟語がくるのが、もう
堕落ってことば、すてきよねッ!!
キスそのものもより、キスの後のセリフにしびれたパターン。ああ、一度でいいから言ってみたい。
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